May 21, 2004

ある春04-4

タイトルのダウンサイジングはこのあたりが限度のようだ。

昨日の台風は
夜から雨が強くなってはいたものの、
今朝から午前中は少し残ってはいたものの、

昼前には予想通り、予定通りのピカピカな晴天になり、
これならきっとあのツバメファミリーも迷うことなく
思う存分に初飛行を決行している事だろうと思われた。

して巣を見に行って見ると…

ハイもう、そりゃぁもう、
申し合わせたかのように巣はカラッポッポッポだった。
お見事!!!

しかして、
飛んだらしいだけではまだ安心しきれないのが難儀な所。

ちゃんとドコかで飛んでるんだかどうだか。
飛び立ち際にカラスの襲来などはなかったかどうか。

巣の近くに姿が見えないか探してみた。
しばらくして北東方面にツバメ発見!追跡!

小さい川が流れている方である。

その川の付近に遠くからはオトナだかコドモだか
よく分からないが明かにツバメであるらしい鳥が数羽いるのを見つけた。

いたいたいた。

で、コドモツバメはいるかな?

いた!

がしかし、ツバメがそんなとこにいちゃぁ
変じゃないかと思うような所にいた。
サスガにコドモである。

川はコンクリートで整備されてしまっているが
その川べりのコンクリートの上に降りてしまっているのである。

初めは一瞬ツバメに見えなかった。
羽が青かったのである。

というか、青みがかって見えたのである。
少しくすんだ深みのあるサックスブルーの様な。

しかしツバメだった。
クチバシの横っちょにオバQのような白い所が
ちゃーんと残っている、子供ツバメだった。

辺りに親鳥らしいツバメもいて
子供に細心の注意を払っていたが、
その子供を眺めているワタシに対して
例の「ちきー!ちきー!ちきー!」(警戒警報!)
は無かったので
それほど警戒されてはいないようでありがたかった。

そして子供ツバメ、飛び立ってみた!
飛び立ってみたがすぐに
その近くのニンゲンの住宅の庭に降りてしまった。

庭って、それやっぱりまた地面だし。
アナタというのはスズメではなくツバメだというのに。

そのまま結構しばらくその場に居たままなので
目立つし危険だし、
これはあんまり良い事ではなさそうだと感じて
故意に飛び立たせるためにゆっくりと近づいて見た。

したらば、飛んだ!まだ飛ぶのがシンドイのかな、と思ったが
わりとすんなり飛んだ。

飛んだけどなんだか
何の考えもなさそうな方向にすっとんでってしまって
親鳥が大慌てで追いかけていった。

まぁ親がちゃんとついていてくれてる様なので
大丈夫だろうと思い、
もうしばらくその辺りを探してみたが
その後その時間にはもうその親子の姿を見ることはなく、

夕方になったらまた現われてくれる事を期待して
お昼の探索は終了。

昼には一羽しか確認できなかったので
他の子も元気なのかどうかはまだわからなかった。

数時間後の夕方、
この季節ではまだ日没前の6時前後くらいのこと、
巣の方をみてみると
親ツバメらしきのが電線にとまっているのが見えた。

親が帰ってきてるということは!?
子供が無事であれば近くにいるはずである。
子供達は!?

いたいたいたいたいた!!!!!

沢山いた!

道沿いに植えてある、1階建ての建物くらいの高さの木に
群がっていた。

む、群がってもいいのだろか、あのように、ツバメなのに。
なんだかアゲハ蝶のように。
改めて、サスガにコドモ。

ちっち、ちゃっちゃといいながら
ツバメのあんなに小さな体の重さでも垂れ下がるような細い枝に、
しかも数羽で一緒にとまろうとしているのである。無茶だ。

公園や校庭の遊具のようにゆらゆらして面白かったから
遊んでいたのだろうか?

なにやら危険や恐怖とは関係無さそうな
無邪気な騒ぎ方をしながら
細い枝にみんなでとまるのは取り敢えず諦めて
育った巣の近辺をわらわらと飛び交い始めた。

子ツバメは昨日は5羽いたが、
全員無事か頑張って数えてみようとしたものの、
何しろやたらとあっちやこっちへ飛びまわるので
ちょっと正確には確かめられなかった。
が、雰囲気的に5羽くらいは居たように思う。
大雑把でもうしわけない。

辺りを警戒しながらコドモ達を眺めていた親鳥は
その内に子供達をまた違う方向へ促して
連れて行ってしまった。

にしてもよかった。
全員での初飛びの今日を
何とか無事にクリアしてくれたらしい。


文章はつとめて平静を装っているが
これはタイヘンに嬉しい日である。
嬉しいったらありゃしない日である。

あんまり嬉しかったので
夜にもう一度見にいってしまった。

毎晩コドモの居る「花屋さん」の巣ではなく
一羽で壊れかけの「定点・K」の巣で寝ていたお父さんは
今夜はどうするのかも気になっていた。

したらば、居た。
薄暗くなった7時過ぎ、「K」の巣に居た!パパ、居た!
なんでなのか、どうしてもココで寝るらしい。

さらに、ママも「花」の前の電線にいた。

そして巣はカラッポ。

あなたがた、お子様達はどちらに?

ここの巣の親は昨年、一昨年もそうだったが、
子供が一旦全員飛ぶと
もう子供を同じ巣に帰らせないことにしているらしい。

どこか安全な場所に寝かせてあるのだろうが、
昨年も随分探してみたが未だに分からない。

昨年はそれでも子供が巣を離れてからも
かなりしばらくの間、飛び立ったらしい子供達が
近辺の上空をくるくる輪を描いて飛んでいる姿が見られた。

それがまた随分高~い所を飛んでいたのが印象的だった。

あんなに高い所を飛んでる鳥は他に居なかったので
やはりさすがに海を渡る鳥だからなのか、
高い方がカラスから逃げやすいのか、
などと推測していた。

今年の子供達も
これからも無事に社会勉強を続けていってくれるなら
昨年のようにしばらく飛んでる姿をみられるのか
それとももっと離れた所に親が連れて行ってしまうのか
それは明日以降にならないとわからない。

そして、くどいようであるが、
あの子供達がちゃんと親離れした頃、
次は「K」に来てくれるのか、
それともまた「花」を使うのか、
あるいはさらに違う巣を作るか見つけるかしてしまうのか
その変も興味がある、というより物凄く気がかり。

来てくれまいか、「K」に。
お願い。

投稿者 静岡蜜柑 : May 21, 2004 11:55 PM
コメント

おはようございます!
ちびっ子つばめさんたちの初フライト、結構ドキドキさせられたようですがまずは良かったですね!
静岡蜜柑さんの楽しいお話で私も一緒にちびっ子達を見届けた気分になりました。

それにしても、つばめさんって足が短い(ごめん)ので、地面に降りたら胴体着陸したように見えますよね。
先日、事務所に迷い込んだつばめさんがソファの背もたれのところを横歩きしているのを見てしまいました。
これが又かわいい~!!かわい~過ぎる!!

お~っと、私は今から実家に梅をちぎりに帰ります。
「今年の梅は小振りだけど鈴なりよ」と母が申しておりました。

Posted by: saki : May 22, 2004 09:36 AM

今日も来て下さってありがとうございます!
夕方に子ツバメ達の無事な姿を見つけた時は
本当に感激しました。

sakiさんも遠くから見守って下さったおかげかもしれません。

>それにしても、つばめさんって足が短い(ごめん)ので、
>地面に降りたら胴体着陸したように見えますよね。

そう!そうなんです!足がホントに細くて小さくて
おっしゃるとおりハッキリもうしあげて短い(ワタシもごめん)んですよね。

ソファの背もたれを横歩き…!?!?!?
見たい!チョー見たい!
というか、想像するだけでタマンナイ!!!!!

それはそれは可愛らしかったことでしょう!
とにかく「横歩き」ってのがステキ。本当にステキ。

ワタシも今年、地面を「歩く」ツバメをみかけたんですが、
巣作りの材料を拾うというより草むらで虫をつっついていた
みたいなんです。
ハイ、足短い(再度、ごめん)でした。

梅ですか!いいですね!沢山ちぎれましたでしょうか?
梅は梅干に?梅酒に?

爽やかな味を想像しまくっております。

Posted by: 静岡蜜柑 : May 22, 2004 11:35 PM